前回、COBOLの案件で、年齢の壁がすこしづつ高くなりつつあることを案件内容をもとに分類してみました。
ただCOBOL開発のマーケット自体が広がる市場ではないので、大規模な統合や開発が終わった現在、
人材が余っている競争状況の中で、年齢壁が高くなっているという結論かも知れません。

実際来ているJavaの案件を調べてみた

そこで今回は成長著しいオープン系案件に年齢の壁があるのかについて調べてみたいと思います。
オープン系での開発といっても種類も沢山ありますので、今回は、その中でも最もポピュラーなJava系の開発案件を中心に調べてみました。
分類の仕方
弊社に来ている案件のうち、Java開発案件を対象(Javaスキル要件があるもの含む)とします。
その中に提案にあたって、年齢制限がついてる案件を分類
・30代までの年齢制限記載があるもの
・40代までの〃
・50代までの〃
・年齢不問と記載があるもの〃
・年齢制限記載がない案件
各月案件数はばらばらですので、比率で表現しています。
期間は、2019年1月から9月末までに弊社に来た案件としています。

Java案件の年齢条件の傾向,COBOLとの比較

Java案件の傾向を調べると、
①30代、40代までの案件がで5割、6割占める。
②年齢記載ない案件比率はすこしづつであるが減る傾向にある。
③年齢不問と記載あるものは全体の5%。
④50代+年齢不問で10%弱の比率となっている。
さらに前月のCOBOLでの案件のグラフと比較してみます。
COBOLでも55歳以上は比率として10%弱であったがJavaにおいても50歳以上が10%弱となっている。
COBOL同様50歳過ぎると案件数が少なくなります。
年齢の壁はCOBOLもJavaも同じ?
否、COBOLは55歳以上が10%あるのに対し、Javaは、50歳以上可が10%となっています。
数字的には、(案件数や人材ニーズが多い)Javaのほうが年齢制限が厳しいのかということになります。

人材ニーズが高いJavaの方が年齢の壁が大きい?

そこで50歳代の案件を少し細かく見てみました。
Javaで50歳代OK案件の全ての案件がなんと55歳未満の年齢指定での案件でした。
さらに60歳もOKと積極的に記載あるものは、全体で3000件ある中でたった1件でした。

実は案件数が圧倒的に多いJavaの世界でも55歳超えると提案の壁が高くなってくるのである。
30代までの層が20%以上ある分、COBOL市場より中高年のJava技術者に狭き門となっていると言えます。
現状では、55歳以上でJavaバリバリという方は比較的少ないので(中高年のJavaバリバリの開発者の方、すいません)
年齢制限つけている影響はそんなにないかも知れません。(良心的に解釈すれば、対象人口が少ないから年齢条件ついているかも?)ただ、5年後、10年後Java経験者の中高年エンジニアが増えてくる状況になったときにどういう傾向になっていくのかということだ。

人材ニーズが高いから年齢条件は緩いというわけではない。

少なくとも現状では人材不足=スキルあるシニアにもチャンスが増える という状況になっていないということだ。
年齢の壁は(人が余っていて)競争がもたらしているものではないということだろう。
若年人口がだんだん減っていく中で、逆に若年人口を求める案件が増えている人材不足と言われていても、スキルがあってもシニア活用が進んでいない現実がここにある。
スキルがある人もいるのに誠にモッタイナイ話です。
この傾向がこのままつづくのかどうか今後も注視していきたい。