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月別アーカイブ 4月 2025

生成AIはシニアのエンジニアを助けるのか

生成AIの成長力が半端ない

私は60代のシステムエンジニアである。
新しいシステムを作るには新たな言語やフレームワーク、クラウド環境等を利用せざるを得ない。
システム開発ではChatGPT(無料版)を主に使っているが,
このChatGPTの能力が日々どんどん高くなってきているのを感じる。
おかげでシステム開発の生産性はかなりあがってきているのではないだろうか.

ChatGPT出始めのころは、こんなコード作ってと上げても、
誤ったコードも何回か見られ、回答を取捨選択して使っていたが、
最近は誤りがほとんど無くなり、ChatGPTを聞いて出た回答をそのまま使えるようになってきている。

当初はChatGPTの学習も1年前までの内容だとも言われたが,
最近は最新の情報もと聞くと最近の情報を検索して合わせてひっぱり出してくる。
高校生くらいの知能かなと感じながら最初は使っていたが,今では、なんでも知っている博士ぐらいになっており、今の私のシステム開発においてなくてはならない存在になってきている。
コード作成はもとより、リファクタリングもクラス設計もテスト仕様も回答が瞬時で出てきてしまうのである。

AIエージェントで、だれでもアプリを作る時代に?

このレベルで生成AIが進化していくと、そのうちシステム作るのに
コーディングそのものの必要性が無くなるのではないかとときどき感じてしまう。

確かに今の生成AIは、質問→回答の単発のやりとりが殆どで、
どんな質問にもなんとか回答を出す。複雑な問題の場合は、
こちらが分解して順に聞いていく必要があるが、
そのうち複雑な問題をAIが分解して、生成AIが質問、
こちらが回答しながら最終回答に至るキャッチボール方式になると、
飛躍的にシステム開発能力はあがっていくだろう。
作りたい画面を絵に書いて読ませるとHTMLで作ってくれる機能もあるようである。
そのうち要件を聞いて設計、コーディング、テスト、デブロイまでをAIでやる
時代になるようにも感ずる。
実際そうしたエージェントもすでに生まれているようだ。

こうなるとエンジニアでなくてもアプリをどんどん作れる時期が来るのかも知れない
そのうちシステムエンジニアって何?という死後になる時代が訪れるのでろうか

コードを作る能力から生み出す能力へ

調査によると生成AIはスキルの高い人より低い人の能力をあげていくらしい。
確かに私も新言語でのアプリ開発で、主に言語の使い方・適用方法がわからないときに活用している。
おかげで今までは修正・テスト・デバッグしながら回答にたどり着くという行為がかなり削減されている。回り道をしなくても即回答にたどり着くことが増えた。

生成AIを使ってアプリ開発してみると今後プログラマーやエンジニアの役割も変化していくのではないかと実感させられる。

今までは言語やツールを良く知っていて生産性が高いプログラマが重宝されてきたが、
AIでの開発下ではコードを自ら作る必要はなく、顧客の要件を分解して、
適切なコードをAIに生み出させるインタープリターみたいな役割に変化していくのかも知れない。
単なる”コーダ”はいらなくなっていくのかも知れない。

プログラマー、エンジニアこれから必要なこと

生成AIが今後進化して、どこまでエンジニアの役割を代替できるようになるかは、
日々進歩が激しすぎて正直わからない。

AIは仕事を奪うと言われてきたが、これもひとつ確かであろう。
おそらくエンジニアのある作業は、軽減、削減されていくだろう。
そうなるのであれば、AIをどう当てはめて、効率よくできるか、
逆に自分はどこを補ってAIのアウトプットの質を高められるのか
考えたほうがよさそうだ

まずはAIを上手く活用することだと思う。
もちろんChatGPTの回答は100点満点ではない。
誤った回答や、意図していない回答を出すこともある。
あくまでも、システムを構築・活用するのは人間で、
課題やビジネスロジックを理解し、AIに指示するのは人間だし、
生成AIが出した回答を評価し、適用していいかどうか、
さらに質問をつづけるかどうかの判断もあくまでも人だ。

やはりシステム開発では「どんなシステム作るべきか」を考えることが大事で、
それは経験を積んだエンジニアのみが出来るともいえる。
要件を整理し、AIにうまく指示を出せる人間が今後必要で、
「手を動かすプログラマー」から「AIを使いこなすエンジニア」
へシフトしていくのではないかと思う。
やはり経験が活き、そこにAIの能力をプラスしていく時代になっていくのではないかと思う

参考文献 「生成AIで世界はこう変わる」 今井翔太著 SB新書
TOP画像はBingで作成しました。